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<<   作成日時 : 2006/05/17 10:16   >>

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イエスのミステリー ・・・ 死海文書で謎を解く

近年の「史的イエス」研究の袋小路に青天霹靂の活路を切り開き、読者に知的興奮を覚えさせる書。 著者は「死海文書」に取り組んで、処女降誕、イエスの奇跡、復活など「聖書」の数々の謎を解きあかしていく。
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ユンヌの島民は恐らく大半が神道の島・・・僅かなキリスト教徒を除き、西洋信仰との接点はない。洋の東西を問わず信仰に掛ける人々の思いはそれぞれに強く、ときには激しいものがある。 また、信仰の狭間で苦しみ、もがくひとも少なからずいることを知っている。 

そのような現実は、ともかく、イエスのミステリーは新たな宗教に対する挑戦的な勇断でもって推論され、書かれた書であるといっても良いだろう。 まったくキリスト教に縁の無い方、少し知識のある方、多様なキリスト教宗派や教義に揺れている方・・・・ すべての方々にキリスト教への新たな接し方を提示してくれる書であると考える。 

少し厚めの書で、正確に作者の核心となる論点を理解するには、それなりのキリスト教史や教義も必要ではあるが、まずは、推理小説的に読み進めてみることをおすすめする。 きっと、新たなキリスト教、信仰の原点にたどり着く鍵を得るものと考える。
画像


宗教、こと、世界的に12億人余もの信徒を有するキリスト教については、その歴史的変遷やイエスキリストその人自身についての史実性を含め、無知蒙昧なままに信心を深めている信徒があまりにも多い現実がある。 ローマ帝国とユダヤ民族及びユダヤ教との関係史を含め、その教典となった共観福音書の成立までの歴史や史実の検証や基礎的な知識も、皆無に等しい信徒が数多くいるのが現実と言えよう。

昨今の様々な、映像メディアや報道には看過できない、キリスト教についてのより、正しい理解への鍵に直結するような史実が多く内包されていることも指摘しなくてはなるまい。 映画「ダヴィンチコード」の内容構成に関する是非はともかくとしても、その暗示するキリスト教及び、イエスキリスト自身に対する正視する方向性へのヒントを数多く提示していると言えよう。

筆者とキリスト教との接点はヨロン島のキリスト教教会の発足とともに始まり、様々な軋轢や艱難辛苦を経て現在に至る・・・・ 少なくとも、数多いキリスト教の中の特異な一派として、その地歩がヨロンに於ける西洋宗教の礎を築いていることは否めない事実である。 ただ、数多くのキリスト教(プロテスタント及びカトリック)やユダヤ教を体感している筆者に取っては、極右的な(表現的に不適かもしれないが)存在であることは間違いないだろう。 

ヨロン教会「水と霊 イエスの御霊教会」の牧師が、信徒を、カトリック的な権威主義的説法により導き、説き従えさせている現況があるように感じられる。 その事の是非はともかくとして、小さな孤島に於ける求心力のあるキリスト教として、かつての長崎を中心に強く信奉されていた頃のキリスト教の原型をみるような思いを強く抱く。

ちなみに当該教会の祈りは、数多くのキリスト教宗派の中でも特異な「異言(いげん)」を介する宗派である。最近の科学的なアプローチによる解明の糸口を究明しているレポートもある。関心のある方はこちらからご訪問下さい。

いまは、平穏のとき・・・総ての宗派、宗教を越えて人は皆平等にこの世を全うし、あの世へと向かう。 それが、宗教や信仰の目指すところであり、信仰の原点であると堅く信ずる。

願わくば、ヨロン島の多くの島民が抱く、伝統信仰、新興宗教や宗派の別を問わず、総ての宗教や信仰に共通な心、即ち、安寧の園への到達する祈りと願い・・・その心を永久に持ち続けて欲しいと願う。 

決して、宗教や信仰の差異によって言われなき誹謗や中傷、ましてや人としての尊厳を損なうような言動があってはならないのである。 

人が目指す終の館は、皆、平等であり同じ極楽であり、浄土であるべき。 宗教は、そこへたどり着く路程の、単なるバリエーションでしかないことを、万人があらためて心に問い聞かせ、自覚することが大切であろう。 

そのことが、現世において万人が心から平和に暮らせる世相を現出できる術であると確信する。

<評論>: 
ロイN.S. ・・・・ 信仰と宗教の狭間で35年余、世界3代宗教史+神道を研究。 イスラエル〜死海へのイエスの足跡をたどり、今昔に於けるイエス及びキリスト信仰を探求。 ヨロンに於ける宗教、伝統信仰にも深い造詣がある。 迷える民に信仰のあり方をカウンセリング。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
 西洋文化史を勉強している関西大学の4回生です。西洋文化の神髄となっているキリスト教史についていろいろとネット検索をしているうちに、ロイ様のブログで「イエスのミステリ」に関する書評を読ませていただきました。
 そして、その後、図書館でその本を借りて実際に読んでみました。長い過去の歴史の中で、様々な社会情勢に翻弄されて多様に変幻していったキリスト教とそれが影響していったヨーロッパ社会に対する見方がまた、一つ増えたような気がします。 特に、キリスト教文化とはあまり、縁の無いアジアや極東の日本では、キリスト教そのものへの理解が殆ど無いに等しいですよね。
 その観点から言えば、バーバラさんの書いた本は、キリスト教の歴史とその在り方に関する一つの大きな見方の提示だと言えると思います。 貴重な情報を有り難うございました。 
 ヨロン島に於けるキリスト教も興味深いですね。そのうち、与論島の教会も訪ねてみようかな・・・なんて思い始めています。
美代子
2007/02/06 11:33
美代子さん
 こんにちは・・・もう、一年以上も前のご訪問&コメントに対し、大変に遅いレスで穴があったら入りたい位です。 どうして、貴女の訪問ログを見落としたか、神の御計画にて隠された?!のかもしれませんね。 世界の三大宗教と呼ばれている、ユダヤ教、キリスト教とイスラム教の相関関係や歴史、背景、現在のそれぞれの宗旨や教義等の多様性等を理解し、自分の宗教と定めている人々は決して多くないと言えます。 仏教や神道にしても然りです。 信仰には、それらの必要性は一切、不要であることが大きな理由でしょう。 それだけに、一途な信仰心は希求する絶対神を創りあげてしまい、それが故に、同じ人間同士としての存在感を許容できない数多くの悲劇も繰り返されている現実があります。このことは永遠に人間の精神世界からデリートされれ得ない神の不完全なひぞう物としてDNA内に継承されていくと思われます。 ヨロン島のキリスト教会にもそのような神性世界への誘いの泉があることは伝統信仰への一石を投ずるステップストーンとなる可能性がありますね。
ロイ
2008/05/10 16:39

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